2021.09.04

アプローチ

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

先日実家の母と電話で話をしていると父の話になり、夏でも足が
冷たいと冬の厚手の靴下を履いている人ですが、ここ数日の肌寒さで
「こたつ」をつくったといわれました。 Σ( ̄□ ̄|||) ええっ!?
ビックリです。すかさずニャンコが、こたつで丸くなっているそうです。

さて、当たり前のようにある『段差』。家の中にも、お庭にも、意外と
沢山ありませんか?健康でいる間、若い頃はスムーズに上り下りが
出来ても、将来年をとったり病気などで車いす生活になった時、
また子供が生まれてベビーカーを使用する時など、「あぁ、スロープ
があったらなぁ」と思うことがあるかと思います。
介護に対して必要となるスロープは、その時に考えればいいという
意見ももちろんあると思いますが、外構を考える際に最初から
段差をなくすプランを考えたりしたいものです。

◇知っておきたいスロープづくりの
            4つのポイント

❁傾斜はできるだけゆるやかにしましょう!
ベビーカーや車いすなど、利用者によって上り下りできる傾斜が
変わります。特に車いすでは、介助者のあり・なしでも変化するので、
誰もがスムーズに利用するためには、できるだけゆるやかな傾斜
であることが望まれます。
例えば、公共施設などに推奨されているバリアフリー法では、
屋内で1/12、屋外で1/15の傾斜が望ましいとされています。
これは、屋外で30㎝の段差にスロープをつくる場合、4m50cmの
スペースが必要ということになります。スペースが確保できない
場合は、スロープを折り返す設計にして、スペースにおさめます。


✾スロープ幅は、余裕を持った設計を
 しましょう!

車いすが通る場合、スロープの横幅もしっかり確認することが
耐雪です。手動車いすと電動車いす共に横幅は最大で70cmと
JIS規格によって標準化されているため、スロープ幅は最低でも
80cm程度は必要になります。この幅であれば、ベビーカーも
通ることができます。また、幅が十分でないと脱輪する可能性も
あるので、5cm~15cmほどの縁を設けると安心です。

❀滑りにくい素材を選びましょう!
コンクリートやタイルなど、素材によっては雨に濡れると滑りやすく
なるものもあります。タイルを使用する場合は、滑りにくい表面
加工が施されているものを選びましょう。コンクリートの場合は、
表面の仕上げを金鏝でツルツルに仕上げるのではなく、刷毛引き
仕上げなどで滑りにくくします。また、コンクリートでできた
インターロッキングは、カラーバリエーションも豊富なので、並べ方
や色の組み合わせでオシャレに仕上げることができます。




✾手すりは樹脂製のものがおすすめです!
転倒防止などの為にも欠かせないスロープの手すり。しかし
屋外の場合、金属製の手すりは日差しの強い夏は熱くて触れな
かったり、冬は冷たくて握るのが億劫に感じたり、その時の
天候・気温などに左右されます。
そこでおすすめしたいのが「樹脂製」の手すりです。手摺り部分が
樹脂製であれば、炎天下でも熱くなりにくく、冬でも冷たさを感じ
にくいので、必要な時にしっかり握ることができます。

※リクシルのエクステリアで100のいいコトより

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